このページの内容は

１　個人タクシー,個人事業の黒ナンバー（貨物軽自動車運送業）個人事業の白ナンバーの大型ダンプカーも労災保険に入れます。

２　労災保険のメリットは

　労災と認定されると、あなたの命がある限り（この言葉は以下の３つの文章の頭につきます。）

　①　病院代が無料になります。

　②　病院にかかっている間休業補償が出ます。

　③　病気やけがで障害が残った場合は年金が出ます。

労災保険は、正式名称を「労働者災害補償保険」と言います。労働者が業務中や通勤中に事故にあったり、ケガをしたり、病気になったりしたときに保護する制度です。

　しかし、労働者以外でも働き方や、災害の発生状況から、労働者に準じて保護することが適当である一定の方には、特別の任意加入を認めています。これが特別加入制度です。１１業種に認められていますがここでは、第①分類とされている「自動車を使用して行う旅客若しくは貨物の運送の事業または原動機付き自転車若しくは、自転車を使用して行う貨物の運送の事業（個人タクシー事業者や個人貨物運送業者など）」－出典　厚生労働省　「特別加入のしおり」－を取り上げたいと思います。

特別加入は、都道府県労働局長に承認された特別加入団体を通じて（会員となって）申請する必要があります。注意しなければならないのは、１１業種すべての団体が各都道府県にあるとは限らないことです。

 このページでは、承認された特別加入団体「埼玉ＳＲ運輸業共済会」で対応できる業種を紹介します。

第①分類については、埼玉県及びその周辺の9都県（東京都、神奈川県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県、山梨県、静岡県、長野県）は、私が会員となっている埼玉ＳＲ運輸業共済会を通して加入申請することが可能です。

　第①分類はさらに7つに区分されています。

　ア）の区分は、埼玉ＳＲ運輸業共済会の範囲外ですので省略します。
    この部分については、労働保険事務組合「埼玉ＳＲ経営労務センター」が対応いたします。

埼玉ＳＲ運輸業共済会で対応できるのは次のイ）～キ）です。

イ）事業の実態が運送の事業に該当し、土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別措置法（昭和４２年法律第１３１号）の適用を受けるものー代表的なものは表示番号を持っている個人事業の大型ダンプカー

エ）貨物自動車運送事業法（平成元年法律８３号）第３６条の貨物軽自動車運送事業の届け出を行ったものーいわゆる黒ナンバー

　オ）自ら保有する二輪の自動車を、バイク便事業者に持ち込んで」当該バイク便事業者に専属して貨物を運送する斧であって、道路運送法第７８条第３号の有償運送の許可を受けた者

　カ）原動機付き自転車を使用して行う貨物運送事業（他人の需要に応じて、有償で、貨物を運送する事業）を行う者

　キ）自転車を使用して貨物運送事業（他人の需要に応じて、有償で、貨物を運送する事業）を行う者
　－出典　厚生労働省　「特別加入のしおり」
 

いわゆる個人タクシーや黒ナンバーの個人運送事業者、個人事業の大型ダンプカーも特別に労災の適用を受けられるということです。

黒ナンバーの個人事業主（貨物軽自動車運送）、白ナンバーの大型ダンプが労災保険の適用を受けるためには、承認特別加入団体を通して加入する必要があります。

その費用は、

①　入会金　6,000円　（入会時のみ）

②　年会費　9,000円　

が必要です。

労災保険料は、希望基礎日額×３６５（日）×9/１０００です。

例えば勤務している運転手さんの場合1年間の給与合計×9/１０００で計算できますが、

個人事業主の場合賃金はありませんので、日額を希望、選択できます。この希望基礎日額は、給付を受ける場合の基礎となります。

③労災保険料表：単位：円

希望基礎日額は、5,000円から20000円の範囲で、選択できます。

お問い合わせ、お申込みは、電話及び下記のフォームからお願いします。